人体への電流について

人体に対する刺激の強さと神経・筋の興奮性との関係に関する法則で
Arndt Schultz
(アルント・シュルツ)の法則というものがあります。

・弱い刺激は低下している神経機能を鼓舞し機能を回復させる。
・中等度の刺激は生理的機能を更新する。
・強い刺激は生理的機能を抑制する。
・もっと強い刺激は機能を停止させる。

手技やマッサージ、温熱、音波、電気などすべての刺激に共通します。 

 

医療用で使用されている電気治療器はどのくらいの刺激になるかご存知ですか? 

 

電流治療器に用いるエネルギーの最大量は

人体の致死量100ミリアンペアの半分にもなる50ミリアンペアから
最小はまったく感じない程度の微弱電流マイクロアンペアまであります。 

 

この電流治療を受ける患者さんは

個体差、年齢、性別、生活環境、性格、体質、職種、などさまざまな違いがあります。

 

さらにその日の季節、気温、湿度などの変化による皮膚の状態、

そして患者さんに接触する導子類の状況も把握して決定していかなければなりません。 

しかし

常は患者さんの希望する感覚にまで電流値をあげて使用されています。

 

普段何気なく出力設定されていますが、

非常に大きな電流を通電していることを認識してください。

 

通常30ミリアンペア前後は流していますし、

電気に慣れている患者さんなどは最大設定まで流していることもあるようです。 

人体の致死電流量が100ミリアンペアといわれています。

 

ということは最大の50ミリアンペア流すということは

ものすごく大きな電流を流しているということがお分かりいただけるでしょう。 

 

患者さんは刺激が強いほど早く治ると思っている人が多くまた、
治療者側も痛みを抑えることを期待するあまり
出力設定をより強くするケースがよく見られます、
これがもっとも悪いケースです。 

 

強い刺激は生理的機能を抑制するとあるように

必要以上の電流は人体にとってよくありません。

 

 では

どのくらいの電流を流すのか人体に効果的なのでしょうか? 

それは 目的に応じて変わってきます。 

先生は電流治療器をどのような目的で使用されるのでしょうか? 

 

目的に応じた電流刺激